Hisako SEKIJIMA | BASKETRY
2024年12月6日(金) - 23日(月)
関島寿子|Hisako SEKIJIMA
1966年津田塾大学英文科卒業。28歳の時に趣味としてラタン編みを始めた。1975年、夫の赴任地であるニューヨークに移る。ニューヨークの美術館やギャラリーを通して、さまざまな異国文化に接し、古来からの編み技法をじっくりと研究する機会を得た。米国の現代編み技法(バスケタリー)の最先端アーティスト(エド・ロスバック、ジョン・マックイーン)との出会いによって、初めてバスケタリーへの目を開かれる。このアーティスト達が、古来の編み技法をマスターしながらも、やがて自らの斬新的な手法を見出して行くのに魅力を感じ、この時から、バスケタリーのみに専念するようになる。多種多様な天然素材との取り組み、奇抜な編み構造を生み出す豊かな着想力、絵画的な想像力、作品の日常性と非日常性。そして魅力的なキャラクター。今日、関島寿子は世界的なバスケタリーの第一人者である。
主な著書
「バスケタリー。バスケットから草の靴までのプロジェクト」1986年
「自然を編む」 創和出版 1986年
「バスケタリーの定式」 住まいの図書館出版局 1988年
「バスケタリーの定式:かごのかたち自由自在」 平凡社 2024年
photo by Yusuke NISHIBE