藤井陽介 花鳥遊艸 by sunroom nichinichi

藤井陽介
花鳥遊艸 by sunroom nichinichi

Yosuke FUJII | BIRDS AND FLOWERS PLAYING  
by sunroom nichinichi

2023年11月3日(金) - 11月13日(月)

作家在廊 11月3日(金)- 6日(月)
11:00 - 18:00 火曜、水曜定休
 
お誂えの会
11月3日(金) - 6日(月)の作家在廊期間中は、ギャラリースペースをアトリエに見立て、陽介さんが感じるままにお仕立て物に色形を描きます。またお誂えをご希望のお客様には、イメージに合わせて図案のご提案を承ります。

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本展の様子や出品作品を@sunroom_nichiniciでもご紹介いたします。
 
ZOOMでのお買い物
ギャラリーにお越しになれないお客様のために、ZOOMにてしめ飾りをご案内いたします。常設作品についてもご案内可能です。メールでご要望をお聞かせください。
 
『装身具 by sunroom nichinichi』
装身具 by sunroom nichinichiは、身にまとう工芸をご紹介する日日 gallery nichinichi のショウケース。実用的な手仕事という枠にとどまらず、心の奥深くにある個と私に響く、インスピレーションに溢れた作品を紹介します。

絵という字に、糸と会が並んでいる。この字には古く「五彩を會(あつ)めたる繍(ぬひとり)なり」という語源があり、五色の刺繍による絵模様のことを指しているのだという。

藤井陽介さんは絵の人である。極細筆を用いてフリーハンドで着彩する。下絵はなく、感じたままを形色にしたためる。画布に用いるのは、おもに絹で仕立てた衣服や装身具である。飾りなど、まるで必要ともしていない完成された輝く布に、躊躇なく筆を走らせることができるところに、陽介さんが表れる。

滑らかな光の布が、陽介さんの筆を喜んで受け入れている。彼が仕立てた衣服や装身具を身に纏うとき、布と絵の温かな関係が周りを照らす。

sunroom nichinichiでの二人目の作家のご紹介となる本展では、フランス、インド、日本など、各地から集まった色鮮やかな布で仕立てた数寄屋袋、足袋入れ、古帛紗、袱紗、扇子、扇子入をキャンバスに見立て、アーティスト、藤井陽介さんが極細筆を用いてフリーハンドで着彩します。

本展のタイトル「花鳥遊艸(かちょうゆうそう)」の名のとおり、愛らしい自然物、鏡をのぞく裸婦など、ユーモアと艶をまとった忘れられないモティーフは、陽介さんの遊心を描いた色形であり、どこか故事や絵巻物につづられた麗しい世界を垣間見るようです。

11月3日(金) – 6日(月)の作家在廊期間中は、ギャラリースペースをアトリエに見立て、陽介さんが感じるままにお仕立て物に色形を描きます。またお誂えをご希望のお客様には、イメージに合わせて図案のご提案を承ります。

遊形無心のインスタレーションともいうべき本展へ、皆様のお越しをお待ちしております。

 

藤井陽介 | Yosuke FUJII
1987年生まれ。
イギリス、 ロンドンのセントマーティンズ美術学校を卒業後、画廊勤務を経てブランドを設立する。皇室をはじめ、財界や芸能界の顧客のための服飾デザインを中心に活動する。