大溝松清園 盆栽

大溝松清園
盆栽

OMIZO Shouseien | BONSAI

2022年10月28日(金)-10月31日(月)

11:00 - 18:00
大溝陽亮氏(大溝松清園 園主)在廊 : 10月29日(土)、30日(日)
 
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*本展ではVEWING ROOMはありません。

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イベント1: 盆栽の剪定について基本体験(予約不要・参加無料)
「初めての盆栽、剪定のきほん」講座
日時:10月29日(土) 14時ー15時
講師:大溝陽亮 (大溝松清園 園主)
対象:盆栽や庭、芸術にご関心のある一般の方
内容:初めて盆栽と一緒に暮らす方に向けて、盆栽の剪定について基本講座 をひらきます。大溝陽亮さんにやさしく手ほどきをいただきながら、盆栽のたのしさ、奥深さを知る機会です。お手持ちの盆栽についての質問にもお答えいただけます。

イベント2: トーク (事前予約制・先着順)

「みえないものをみるしごと」
日時:10月30日(日) 14時ー16時
人数:最大8名
お話しする人:山内朋樹 (京都教育大学教員、美学/庭師)、
橋本梓 (国立国際美術館主任研究員、現代美術/キュレーション)
対象:盆栽や庭、芸術にご関心のある一般の方
内容:庭師であり美学者の山内朋樹と、現代美術の調査とキュレーションを専門にする橋本梓が、はじめて出会う盆栽の世界を前にお話しする会です。今ここにある植物のエネルギーや勢い、過去にどんな環境を生きてきたのか、そしてまだ見ぬ未来にどんな姿を見せてくれるのか。作庭や芸術とも比較しながら、皆さんと一緒に盆栽を楽しみます。
予約申込先:mail@nichinichi.com
お名前、ふりがな、ご職業、携帯電話番号、メールアドレスを記載ください

「黒松 懸崖」樹齢約50年、樹高31cm

私たちは、ときおり大自然を求めて旅に出る。標高2千メートルを越えるとそこは、厳しい風に耐え、大きく枝をしならせて生きる灌木たちの群れだ。休息を与えてくれない高山で、私たちは鼓動に耳を傾け、無事を信じる力を養う。ある時は深い森に分け入り、老木の樹肌に触れる。その穏やかさと静けさは、なぜにこうも心を宥めるのだろう。

盆栽は時間と場所を越えて、私たちを旅に誘う。嵐や日照りや、幾多の拘束を受け入れながら、枝葉を伸ばし続ける姿は、あの旅で出会った樹々なのだ。一方で、足元に目をやれば、これほど小さな器が大きな樹景を支えていることへの驚き。大と小。受と授。線と点。過去と未来。有言と無言。静と躍。幾多もの両極をつなぐ線のうえに、盆栽がある。

本展では、京都で4代にわたり盆栽を扱う大溝松清園より、当代園主の大溝陽亮さんをお迎えします。初めて盆栽を買うひとのための小作から、アートとして眺めたい大作まで、見事な盆栽の世界をご紹介するとともに、剪定道具や盆器も並びます。古く中国で生まれ、日本では平安時代から愛でられてきたという盆栽。近年、伝統的な盆栽から世界に愛好家を増やしているBONSAIまで、改めて注目される盆栽がいざなう旅をお楽しみください。

「コマユミ 」樹齢約15年、樹高23cm

「赤松」樹齢約100年、樹高  70cm

「コウチワカエデ」樹齢約20年、樹高20cm (落葉時16cm)

「山柿」樹齢約35年、樹高 60cm

大溝陽亮| Yosuke OMIZO
1971年生まれ。松清園4代目。高校卒業後、2年間3代目義昭のもと盆栽を学び、愛知県豊橋市の三ツ矢東海園にて5年間にわたる修行を終え、松清園を継ぐ。
日本盆栽協同組合員
日本小品盆栽組合員 同理事
全日本小品盆栽協会 認定講師
第42.45.47回日本盆栽作風展、組織委員長賞受賞
宮内庁出入