Taki NAKAZATO | CERAMICS FOR THE ART OF TEA
2020年1月3日(金) - 1月20日(月)
唐津小服茶碗
飴釉三方火入/絵唐津輪花火入
唐津南蛮建水
太亀さんの仕事の中心は食器にある。だから、たくさん造ってたくさん焼く。たくさん、のなかだけに宿るものがあることを、太亀さんのやきものは教えてくれる。茶道具と関わりの深い唐津の陶工として、自らも茶人として、太亀さんは茶碗に向かう。蓋置、建水、火入や灰器も様々に試みる。「良き道具」に徹する太亀さんの、点茶のためのやきもの展を新春に開きます。
絵唐津茶碗
粉引叩き水指
太亀さんの茶道具は朗らかで明るい。お茶を介して、人と人が出逢い、心と心が通い合うのを、器もまた喜んでいる。良き道具には、使いたくなる存在感がある。「まぁ、一服お茶でも喫みましょうか」。太亀さんから届いた道具を手にすると、そんな声が聞こえてくる。
粉引摺落掛花入
唐津南蛮叩き壺
太亀Bar@冬夏
1月3日(金) – 1月6日(月) 10:00 – 18:00
予約不要
今回の太亀バーでは、太亀さんのお茶碗で点てる無農薬の抹茶とお菓子をご用意いたします。緑茶を含む通常メニューは、8日(水)からとなります。
中里 太亀|TAKI NAKAZATO
1965年、唐津に生まれる。学校を出ると父、中里隆のもとでやきものを学んだ。1995年、初の個展を開く。「隆太窯」の名で親しまれる工房で、毎日の暮らしに用いる器を作り続けている。