金重 愫 備前夜話 第三夜「かたちの始まり、かたちの終わり」

金重 愫
備前夜話 第三夜「かたちの始まり、かたちの終わり」

Makoto KANESHIGE | artist talk vol.3

2016年6月13日(月)

18:00 - 20:00
参加無料/予約不要

繊細で扱いが非常に難しいという備前の土。その気難しい土の気性をありのままに受け止めながら、動力を一切使わず、原土を粘土に仕上げていく。手間ひまを惜しまない陶工と、生き物のように応える土。かつて陶工の家では「米粒よりも土が大事だ」と教えられたといいます。さて第三夜は、いよいよ素材から「かたち」へと進みます。焼き物のかたちはどのように導かれるのか。心とかたち。火とかたち。金重愫さんとともに、かたちの奥へと眼差しを向けていきます。

金重 愫|MAKOTO KANESHIGE
1945年、金重素山の長男として岡山・備前に生まれる 。京都大学農学部 卒業。1979年に独立以来、金重家に伝わる備前焼の手法を守りながら、毎年欠かさず個展を開き、あたらしい造形に挑み続ける。

エルマー・ヴァインマイヤー|ELMAR WEINMAYER
1960年、独・アウグスブルグ生まれ。1985年に京都大学に留学後、哲学博士号取得。ギャラリストとして、国内外の学術、文化の仕事に従事。2007年からはホメオパスとして医の道に入る。