工房マルガレーテンヘーエ 食器

工房マルガレーテンヘーエ
食器

KERAMISCHE WERKSTATT MARGARETENHÖHE | TABLEWARES

2018年10月5日(金) - 10月22日(月)

10:00 - 18:00
火曜定休

焼き物は
内から膨らんでいくボリュームが
アウトラインをつくる芸術だから
この感覚は言葉では教えられない。
日常の道具をつくるときも
アート作品をつくるときも
その本質はおなじ、と李 英才さんは言う。

李さんは炎のように燃えながら
工房の職人と仕事する。
ディレクターの李さんがデザインした器のボリュームを
職人たちが自分の身体の深くに刻み込んでようやく
器は工房の外に出ることを許される。

すでに廃坑となっていた鉱山の真ん中
すさびた空気に包まれていた工房に住みながら
李さんはここを
サンクチュアリのような場所に育てあげた。
枯れ果てた敷地に樹々を植えて
器の形をつくり
六つの色を決めてから
30年が経つ。

今回は、長く欠番になっていた角皿が
数年振りに入荷しました。
ほかにも丸皿、カップ類、ピッチャーやボウル、
ソルト&ペッパーなど
工房マルガレーテンヘーエの
アイテムがふんだんに揃います。

工房マルガレーテンヘーエ|KERAMISCHE WERKSTATT MARGARETENHÖHE
1924年にドイツのエッセンに設立された焼き物工房で、ドイツ最古の工房のひとつに挙げられる。1927年にバウハウスデザイン学校で陶芸を学んだ Johannes Leßmann(イオンハネス・レッスマン)がディレクターに就任以降、バウハウスの理念のもとに器づくりが行われた。1986年、韓国出身でドイツの美大を出てからヨーロッパで個人作家としてキャリアを積んだ、李 英才がディレクターに就任。現在では、ヨーロッパで高く評価される芸術家として、美術館での展覧会を精力的に行いつつ、工房を主宰、職人とともに食器づくりを続けている。KWMの食器は、20年以上前、エルマー・ヴァインマイヤーが日本に初めて紹介して以来、日日の定番となる。