Hanako NAKAZATO | ART OF TEA
2022年4月29日(金)-5月16日(月)
自然が、植物が、生き残ろうとするエネルギーに惹かれると花子が言う。器の輪郭はときに膨らみ、ときに鋭く切れ込んでいる。花子の器は呼吸している。
一年間につくる焼き物の数は一万個に及ぶ。その圧倒的な仕事量こそ、花子の器のソウル。日日での初めての個展に、花子から届いた器は約400点。百花繚乱。花子の器が咲いている。
毎日のお茶に使いたい小服茶碗をはじめ、「ART OF TEA」をテーマにしたお茶の道具が、リズミカルに揃いました。これから到来する新茶の季節に合わせて、ぜひあなたの道具を見つけてください。
中里花子 | Hanako NAKAZATO
唐津に育ち16歳で単身渡米、以後半生をアメリカで過ごす。日本の独特な食文化に目覚め、大学卒業後帰郷し、父、中里隆より陶芸を学ぶ。2000年の東京、万葉洞での親子展を皮切りに、以後日本、アメリカ各地で数々の個展を開催。2007年に故郷唐津に独自の工房monohanakoを設立。2010年にメイン州にmonoahanako Westを設立。現在、唐津とメインを半年ずつ行き来して作陶している。
プレイリー・スチュアート-ウォルフ | Prairie STUART-WOLFF
ニューイングランドの田園地帯で育つ。現在はパートナーの中里花子とともに、唐津とメイン州を拠点にしながら、フードジャーナリストとして活躍。丁寧な暮らしから培った料理エッセイと美しい写真で綴るブログ、CULTIVATED DAYSは国内外のファンも多い。今春から立ち上げたMIRUKASHI Salonでは、世界でも有数の食の伝統を背景に、季節の味を探求する特別なゲストとの親密な集まりを開催する。