金重 愫 食器

金重 愫
食器

Makoto KANESHIGE | TABLEWARES

2017年1月3日(火) - 1月15日(日)

作家在廊 1月5日(木) - 7日(土)
10:00 - 18:00

普段の仕事は茶陶が中心で、食器の仕事は珍しい。「楽しいですよ、食器づくりは楽しいですよ。この歳になったから、もう一回食器をきちんとやってみようと思う」齢七十を越え、金重さんの焼きものはますます晴れ晴れと自由になっていく。新春、清々しい展示会で酉年を迎えます。

金重 愫|MAKOTO KANESHIGE
1945年岡山県伊部生まれ。興りは鎌倉時代とも伝わる備前の窯元に生まれる。父親の金重素山と叔父の金重陶陽は、現代日本における最も著名な陶芸家である。おそらくそのような事情からであろうか、陶芸家になるつもりは全くなく、京都大学農学部に入学する。1968年、大学を卒業してまもなく東京で父親の展覧会を見て、そのやきものに衝撃を受け、父親の下に弟子入りしようと決心する。10年間にわたる土づくりの修業を終えると、1979年に、岡山の画廊で初めて個展を開く。1982年、父親が伊部に新しい窯を築いた後、岡山市郊外の円山にある旧窯を譲り受けた。以来、毎年欠かさず個展で新作を発表。今なお100キロマラソンに挑むランナーでもある。