SHIMEKAZARI | Japanese New Year Decoration made of Hemp
2018年11月9日(金) - 11月19日(月)
#001「眼鏡」 W260×H360 (mm) /トップ写真も
「未来がよく見えるように」という意味を持つ眼鏡飾り。しめ飾りのモティーフとしては比較的新しく、オブジェとしても美しい重量感です。
大麻は太古から、日本の暮らしに深く根付いていました。縄文時代にはすでに、大麻を織って服や蚊帳にしたり、縄に編んでかごや魚網にしたと言います。大麻の輝くような艶と白さは、清らかさの象徴でもありました。その説を裏付けるように、「清め」を重んじる神道では、装束や供物、祓えの道具の多くに大麻が用いられています。
しめ縄もそのひとつです。神々が座す場所を示すサインであり、あの世とこの世を隔て、
聖なる領域を邪から守る結界にもなりました。神事である相撲では、横綱は神の依り代として綱を締めるのです。「しめ飾り」のルーツは、このしめ縄にあると言われています。
(参考文献)「しめかざり」工作舎 森須磨子著、「大麻という農作物」大麻博物館著
ほどなく迎える新春に、日日らしい健やかで清らかな飾りを。その思いを形にしてくださったのが、山川正彦さんです。伊勢神宮を始め、寺社仏閣のために麻を綯う仕事に従事する山川家は、正彦さんが5代目を受け継いでいます。今回は国産の最高級の大麻をつかった、日日のしめ飾りができました。
ご用意した「しめ飾り」は5種。日本の各地で伝わってきた伝統的なモティーフをベースにしながら、余計な飾りを一切つけていません。大麻を束ね、縒ることで生まれるしなやかな張りや厚み、わら縄にはない光と存在感が主役です。
#002 「杓子」 W190×H330
宮中では杓子、一般にはしゃもじと言われ、福をすくう意味があります。また、食べ物を司る人や場所を守り、五穀豊穣を祈ります。
#003 「海老」 W620×H320
長寿と夫婦円満を意味する海老飾り。その赤は魔除けとも考えられました。ねじ切りの頭と尾に、垂れた足が特徴です。
#004「玉」 W120×H370
一重の輪に、前垂れがついた玉飾りです。今回ご用意したしめ飾りのうち、最も小ぶりなサイズです。マンションの玄関などにもどうぞ。
#005 「雨雷」 W900×H300
幾重にも前垂れた大麻が圧巻です。天より降り注ぐ雨、轟く雷、神々しい風景が浮かびます。古来より受け継がれたしめ飾りの中でも、これほど洗練されたモティーフは比類ありません。
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