ゲルマン・シュテークマイヤー ペインティング

ゲルマン・シュテークマイヤー
ペインティング

German STEGMAIER | PAINTINGS

2024年10月18日(金) - 11月4日(月)

作家在廊 10月18日(金) - 20日(日)
11:00 - 18:00 火曜定休
GALLERY TALK(参加無料、予約不要)
『絵が絵になるとき』
日時:2024年10月19日(土) 14:00-15:30
場所:日日 gallery nichinichi
話すひと:ゲルマン・シュテークマイヤー
通訳:エルマー・ヴァインマイヤー
案内:奥村文絵(日日 gallery nichinichi)
キャンバスと絵の具。二つの出会いがどのように始まり、どのように終わるのか。いつから絵となり、見る人を動かすようになるのか。彼の作品はいずれも、まるで存在しないかのような優美さで、驚くべき存在感を持っています。ペインティングという手法と作用、発見について、ゲルマン・シュテークマイヤーを囲みます。
 
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ドイツ、ミュンヘンに拠点を置く画家、ゲルマン・シュテークマイヤーによる、日日では2022年に続き第2回目となる個展を開きます。

ゲルマン・シュテークマイヤーは絵を学び始める前、大学で純粋数学と科学哲学を学んでいた経歴を持っています。彼にとって絵を描く行為そのものもまたその道に続いています。ゲルマンが描く油彩の一つの特徴として、ひとつの作品は数年に亘って描きつづけられ、やがて画家の手を離れて自立するとき何層にも重なった絵の具のなかに、絵は生まれるのです。ゲルマンは「絵が始まるとき、私もその絵を知らないのです」といいます。始まりを問わず終わりを知らずただそこに在るという充実感に向かうゲルマンの姿が絵を通して見えてきます。

同様に、ゲルマンの絵画において「グレー」という色は非常に重要な役割を持っています。光そして色を反射し、時に吸収するグレーは、私たちが静かに自分の裡を奥深く見入る装置ともなり、同時に思考から解放され無重力空間にいるような浮遊感へと誘ってくれます。

そして「日日」という暮らしの場でゲルマンの作品に出会う時、このグレーという通奏低音の下で様々な色の粒子が、日毎に移り変わる光と影によって、あるいは見る人の角度や心持ちによって響き合い、見るたびに新しく私たちの前に現れてくれます。

 

ゲルマン・シュテークマイヤー | German STEGMAIER
1959年 ドイツのミュールドルフに生まれる
1977-78年 ミュンヘン大学にて数学と科学哲学を学ぶ
1980-86年 ミュンヘン美術院に在学
1989-90年 王立美術アカデミー(オランダ・アムステダム)に在学
ドイツ・ミュンヘンに在住

パブリック コレクション
アムステルダム市立美術館、ピナコテーク・デア・モデルネ、チューリッヒ美術館、ブッシュ・ライジンガー美術館、国立版画素描館(ベルリン美術館)、そのほか美術館や個人コレクションに多数収蔵。

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